「バッグは自己紹介」
この言葉を知って以来いつかは私も自己紹介バッグを見つけ出したい!と思っていました。
とはいえ、探してもなかなか見つからないものです。
自己紹介バッグって難しいものだなと感じていたのですが、ついに私も決めることができました。
この記事では、バッグ探し中の悩みや現場で実際に持った後の葛藤。
そして最終的に選んだバッグをご紹介します。
ぜひぜひご覧くださいませ。
もくじ
「バッグは自己紹介」に衝撃を受ける
自問自答ファッションのあきやあさみさん。
自問自答ファッションは「コンセプトを決めて服選び、毎日のファッションの制服化」をメインテーマにしています。
あきやさんの「靴は自己評価、バッグは自己紹介、アクセサリーはアイデンティティ」という言葉に衝撃を受けました。
私にはない目線だったので、これは面白い!
そう思った日から自己紹介バッグ探しが始まります。
本来は靴から探すのですが、靴は自問自答ファッションを始める前からコレ!という定番靴を決めているので、バッグ探しから始めています。
あいまいだったコンセプトも、この時に再度見直してじっくり考えました。
コンセプトがないとアイテム選びに一貫性がなくブレてしまうため、コンセプトは大切です。
自己紹介バッグはなかなか見つからない
コンセプトに合い自己紹介になるバッグ探しは難航しました。
ラグジュアリーブランドからプチプラまで見るも、なかなかピンとくるバッグってないものですね。
今までバッグを選ぶときの基準だったら「いい!」と思うものは見つかるけれど、それが自己紹介バッグか?コンセプトに合っているか?と問うと違うんです。
まず、これまでどんな基準でバッグを選んでいたかリストにしてみました。
- 内ポケット1つは欲しい
- 物を取り出しやすい
- 軽い
- 色はその時の気分により変わる(大体ベーシックカラー)
私が自己紹介バッグに求めている物は、これまでの基準に加えて、シンプルだけど奥深さを感じられるバッグでした。
ネットを眺めては少しずつ、気になるバッグをリスト化していきました。
いざ、バッグを持ちに現場へ
バッグを試しに持たせてもらうため現場(ショップ)へ行くのは勇気がいりました。
ラグジュアリーブランドはあまり一人で行くことがなく、久々すぎてドキドキです。
あきやさんが講座でアドバイスされていた「5億円持ってます」という体で行くを使ってみることにしました。
あとはお店へ入るとき「こんにちは」とあいさつをする。
その後、「◎◎のバッグ持たせてもらってもいいですか~?」と伝えました。
かなりスムーズで2店舗目からはリラックスして行けました
色々バッグを持ち、最終的に3つに絞り込んでいます。
1.HIROKO HAYASHI OSSO
自己紹介バッグを探し始めた時、1番最初に候補リストへ入れたのがこちら。
現場へ行った日は、OSSOを見る予定ではなかったのに、偶然バッグフロアでショップを見つけたんです。
「気になってたやつー!」と迷わずお店に入りました。
NEWオープンしたばかりということで、なんというご縁!と思いました。
そして、実際に持った感じも最高でした。
まるで内側の繊細さを隠し、外側を優しくも強くあろうとする人のようですね。
謎のポエムがおりてきました。
2.MARNI MUSEO
このバッグはどちらかというと、今までのバッグ選びの延長のような感じでピンときました。
バッグ=私という感覚で、私を代弁してくれているようなアイテムです。
持たせてもらったときに、おおおおおお!!!!!と、今までにない感動を覚えました。
真面目で真っすぐな直線の時もおだやかで優しい曲線のような時もある。そしてある人が見れば白、ある人が見ればネイビー、またある人が見ればブラウン。物事は多面的。今見えるものが全てではない。
こちらも謎にポエムがおりてきてしまいました。
3.TOD’S Tタイムレスレザーショッピングバッグ
TOD’Sはシューズもバッグもずっと気になる存在で定期的にチェックしていました。
そして、曲線的なフォルムとTのメタルパーツが華やかだけど、普段使いにちょうどいいなーと思いリストに入れていました。
実際に持った時、めっちゃイメコンスペックに合うー!
外見の要素に一番合って素敵に見えると感じたのがこのバッグでした。
ポエムはない代わりに葛藤が止まらず。
とっても素敵で似合うバッグだったので悩んでいました。
帰りの電車は脳内で演歌がうるさかった
どれも捨てがたいと悩んでいた帰りの電車で、突然、坂本冬美さんの夜桜お七が脳内再生されました。
夜桜お七は高校時代、大衆演劇の俳優になった先輩が舞を披露してくれた思い出の曲です。
今でも先輩の美しい舞を思い出します。
なんでこんなことを思い出したんだろう?と不思議に感じた時に、ピンときました。
そういえばあきやさん演歌バッグのこと書いてたな。と
参考記事:ブランドバッグは演歌である
演歌バッグは明るい未来を思い描いてポジティブに今を乗り切りるためのアイテム。
そう思った時、選べないなら3個買えばいいじゃない。というどこぞの王妃みたいな言葉が降ってきました。
ん?
やりすぎでは?
でも演歌の歌い時よ?
3つ買っても当初の予算内だよ?
買っちゃいなよ!
いやいや、やりすぎだってば!
みたいな天使と悪魔みたいなやり取りが発生。
ここでYAZAWA降臨
悩んだので今一度、落ち着いて考えることにします。
ここでYAZAWA降臨。
「この服、俺はいいけどYAZAWAがなんていうかな?」
という問いかけ。
「このバッグ私はいいけど、コンセプトの私はなんていうかな?」
と問いかけてみました。
HIROKO HAYASHI、MARNI、TOD’Sすべてがコンセプトに合ってるしOK!という返事が。
え!?
※YAZAWAについての詳細はあきやさんのこちらの記事をご覧ください。
参考:おしゃれになるためにいつも心に【矢沢永吉さん】を住まわせること
最終的には、これまでの買い物の失敗と成功例を思い出して、
- 使い勝手は許容範囲か?
- 仮に120日間一つのバッグしか持てないとしたらできそうか?
と考えた時に答えが出ました。
購入したバッグはコレ!
色々考えてこちらに決めました。
自己紹介バッグ
コンセプトに合ってYAZAWA的にもOKだったのでこれに決めました!
毎日楽しくお出かけしています✨
#自問自答ファッション pic.twitter.com/1uUBWL4032— 森山あかり (@akarimoriyama) December 6, 2022
と、ここで終わりではないのです!
実は、2個買っちゃいました。演歌バッグじゃなくて、演歌買い!?
どうしても1つに絞り込めませんでした。
購入前、ブランド哲学も見ていたハズなのに、購入後、新たに知ったことがありまして。
HIROKO HAYASHIはシュールレアリズム、ミニマリズム、ダンディズムをブランドの世界観を表現する核とし、 バッグは美しい手の動きを促すもの、思い出と夢を入れるもの、という哲学が込められている。
超現実!私、シュールレアリズムアートが大好きなんです。
惹かれちゃったのはそういうところもあるのかなとワクワクしました。
このバッグの決め手は、昔のお医者さんのバッグみたいなフォルムだったこと、ファスナーのチャームがスプーンであることも大きいです。
リアルにお医者さんになりたいわけではないですが、コンセプトがとても近かったんですね。
また、スプーンというのは食いしん坊な私にぴったりだし、さりげなく愉快なところも好きでした。
自己紹介バッグを買って感じたことや変わったこと
今は30日間同じ服チャレンジ中でトートバッグをメインに使っています。
自己紹介バッグを買って感じたことや変わったことは3つ
- 外出頻度が増えた
- 自分で選び取ったバッグだという実感が強く満足感がすごい
- 他のバッグを一気に断捨離できた
コンセプトに沿ってブレない買い物ができたこと、沢山バッグを持って吟味したからか今までにない満足感があります。
夏用のかごバッグとクリーニングに出している茶系のバッグ、サブバッグ(エコバッグ)以外はすべて断捨離できました。
自己紹介バッグ探しは、とってもいい体験でした。
コンセプトを決めて吟味して選び抜いたものは、こんなにも心を満たしてくれて、毎日を楽しいものにしてくれるのだなと実感しています。
これからも自問自答ファッションをマイペースに続けていきたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。